22 Jun 2016, 15:00

Docker for WindowsでインストールレスAzure CLI環境を作る

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舌の根の乾かぬ内に

最近、VagrantとVirualBoxで似たようなやり口を紹介しましたが、気にしないでください。テクノロジーの進化は早い。

動機

  • Docker for Windows(on Client Hyper-V)のベータが一般開放された
  • Dockerもそうだが、Hyper-V前提のツールが今後増えそう、となると、それとぶつかるVirtualBoxをぼちぼちやめたい
  • 月一ペースでアップデートされるAzure CLIをいちいちインストールしたくない、コンテナ引っ張って以上、にしたい
  • 開発端末の環境を汚したくない、いつでもきれいに作り直せるようにしたい
  • ○○レスって言ってみたかった

やり口

  • もちろんDocker for Windows (on Client Hyper-V) を使う
  • いちいちdocker run…と打たなくていいよう、エイリアス的にPowerShellのfunction “azure_cli” を作る
  • “azure_cli”入力にてAzure CLIコンテナを起動
  • コンテナとホスト(Windows)間でファイル共有、ホスト側のIDEなりエディタを使えるようにする

作業の中身

  • Docker for Windowsをインストール
    • 64bit Windows 10 Pro/Enterprise/Education 1511以降に対応
    • Hyper-Vの有効化を忘れずに
    • Hyper-VとぶつかるVirtualBoxとはお別れです
    • Docker for Windowsの起動時にIPをとれないケースがありますが、その場合はsettings -> Network から、設定変えずにApplyしてみてください。いまのところこれで対処できています。この辺はベータなので今後の調整を期待しましょう。
    • 共有ドライブも共有が外れていることが。settings -> Shared Drives で共有しなおしてください。
  • PowerShell functionを作成
    • のちほど詳しく

PowerShellのfunctionを作る

ここが作業のハイライト。

PowerShellのプロファイルを編集します。ところでエディタはなんでもいいのですが、AzureやDockerをがっつり触る人にはVS Codeがおすすめです。Azure Resource Manager TemplateDockerむけextensionがあります。

PS C:\Workspace\dockereval\arm> code $profile

こんなfunctionを作ります。

function azure_cli {
   C:\PROGRA~1\Docker\Docker\Resources\bin\docker.exe run -it --rm -v ${HOME}/.azure:/root/.azure -v ${PWD}:/data -w /data microsoft/azure-cli:latest
}
  • エイリアスでなくfunctionにした理由は、引数です。エイリアスだと引数を渡せないので
  • コンテナが溜まるのがいやなので、–rmで都度消します
  • 毎度 azure login しなくていいよう、トークンが保管されるコンテナの/root/azureディレクトリをホストの${HOME}/.azureと-v オプションで共有します
  • ARM TemplateのJSONファイルなど、ホストからファイルを渡したいため、カレントディレクトリ ${PWD} をコンテナと -v オプションで共有します
  • コンテナはdocker hubのMicrosoft公式イメージ、latestを引っ張ります。latestで不具合あればバージョン指定してください

ではテスト。まずはホスト側のファイルを確認。

PS C:\Workspace\dockereval\arm> ls


    ディレクトリ: C:\Workspace\dockereval\arm


Mode                LastWriteTime         Length Name
----                -------------         ------ ----
d-----       2016/06/22     11:21                subd
-a----       2016/06/22     10:26           8783 azuredeploy.json
-a----       2016/06/22     11:28            690 azuredeploy.parameters.json

いくつかのファイルとサブディレクトリがあります。

コンテナを起動してみましょう。azure_cli functionを呼びます。

PS C:\Workspace\dockereval\arm> azure_cli
root@be41d3389a21:/data#

コンテナを起動し、入出力をつなぎました。ここからは頭と手をLinuxに切り替えてください。公式Azure CLIコンテナはdebianベースです。

ファイル共有できているか確認。

root@be41d3389a21:/data# ls
azuredeploy.json  azuredeploy.parameters.json  subd

できてますね。

azureコマンドが打てるか確認。

root@be41d3389a21:/data# azure -v
0.10.1

しあわせ。