OMSでLinuxコンテナのログを分析する

Posted on Aug 25, 2016

OMS Container Solution for Linux プレビュー開始

OMS Container Solution for Linuxのプレビューがはじまりました。OMSのログ分析機能は500MB/日のログ転送まで無料で使えるので、利用者も多いのではないでしょうか。

さて、このたびプレビュー開始したLinuxコンテナのログ分析機能、サクッと使えるので紹介します。まだプレビューなので、仕様が変わったらごめんなさい。

何ができるか、とその特徴

  • Dockerコンテナに関わるログの収集と分析、ダッシュボード表示
  • 導入が楽ちん
    1. OMSエージェントコンテナを導入し、コンテナホスト上のすべてのコンテナのログ分析ができる
    2. コンテナホストに直接OMS Agentを導入することもできる

1がコンテナ的でいいですよね。実現イメージはこんな感じです。

OMS Agent Installation Type

これであれば、CoreOSのような「コンテナホストはあれこれいじらない」というポリシーのディストリビューションにも対応できます。

では試しに、1のやり口でUbuntuへ導入してみましょう。

手順

  • OMSのログ分析機能を有効化しワークスペースを作成、IDとKeyを入手 (参考)
  • OMSポータルのソリューションギャラリーから、“Containers"を追加
  • UbuntuにDockerを導入
    • 参考
    • 現在、OMSエージェントが対応するDockerバージョンは 1.11.2までなので、たとえばUbuntu 16.04の場合は sudo apt-get install docker-engine=1.11.2-0~xenial とするなど、バージョン指定してください
  • OMSエージェントコンテナを導入
    • 先ほど入手したOMSのワークスペースIDとKeyを入れてください
sudo docker run --privileged -d -v /var/run/docker.sock:/var/run/docker.sock -e WSID="your workspace id" -e KEY="your key" -h=`hostname` -p 127.0.0.1:25224:25224/udp -p 127.0.0.1:25225:25225 --name="omsagent" --log-driver=none --restart=always microsoft/oms

以上。これでOMSポータルからログ分析ができます。こんな感じで。

Dashboard1

Dashboard2

なんと簡単じゃありませんか。詳細が気になるかたは、こちらから。

なお、フィードバック熱烈歓迎だそうです。