OMSでLinuxコンテナのログを分析する
OMS Container Solution for Linux プレビュー開始
OMS Container Solution for Linuxのプレビューがはじまりました。OMSのログ分析機能は500MB/日のログ転送まで無料で使えるので、利用者も多いのではないでしょうか。
さて、このたびプレビュー開始したLinuxコンテナのログ分析機能、サクッと使えるので紹介します。まだプレビューなので、仕様が変わったらごめんなさい。
何ができるか、とその特徴
- Dockerコンテナに関わるログの収集と分析、ダッシュボード表示
- 収集データの詳細 - Containers data collection details
- 導入が楽ちん
- OMSエージェントコンテナを導入し、コンテナホスト上のすべてのコンテナのログ分析ができる
- コンテナホストに直接OMS Agentを導入することもできる
1がコンテナ的でいいですよね。実現イメージはこんな感じです。
これであれば、CoreOSのような「コンテナホストはあれこれいじらない」というポリシーのディストリビューションにも対応できます。
では試しに、1のやり口でUbuntuへ導入してみましょう。
手順
- OMSのログ分析機能を有効化しワークスペースを作成、IDとKeyを入手 (参考)
- Azureのサブスクリプションを持っている場合、"Microsoft Azure を使用した迅速なサインアップ“から読むと、話が早いです
- OMSポータルのソリューションギャラリーから、“Containers"を追加
- UbuntuにDockerを導入
- 参考
- 現在、OMSエージェントが対応するDockerバージョンは 1.11.2までなので、たとえばUbuntu 16.04の場合は sudo apt-get install docker-engine=1.11.2-0~xenial とするなど、バージョン指定してください
- OMSエージェントコンテナを導入
- 先ほど入手したOMSのワークスペースIDとKeyを入れてください
sudo docker run --privileged -d -v /var/run/docker.sock:/var/run/docker.sock -e WSID="your workspace id" -e KEY="your key" -h=`hostname` -p 127.0.0.1:25224:25224/udp -p 127.0.0.1:25225:25225 --name="omsagent" --log-driver=none --restart=always microsoft/oms
以上。これでOMSポータルからログ分析ができます。こんな感じで。
なんと簡単じゃありませんか。詳細が気になるかたは、こちらから。
なお、フィードバック熱烈歓迎だそうです。